こんばんは。
今日は「J-POP」というジャンルについて考えていることを書いてみます。
僕は、作曲のご依頼を頂く際、幅広いジャンルに対応できるように常に勉強しています。
そもそも音楽のジャンルって、曖昧なところがあって
例えば「この曲、ロックだねぇ!」「好きなジャンルはロックです」
なんて良く聞く言い回しですが、音楽的に「どういう要素があるとロックと呼べるのか」って、
明確な基準があるわけではなく、なんとなく感覚的なものではないかなと思います。
そんなジャンルのうちの一つ、J-POPというものがあります。
「J」というのは、ジャパンのJであり、日本的な大衆音楽とでも言うのでしょうか。
日本の音楽は、欧米のそれと比べて遅れていると言われます。
僕が中学生の頃、ニューヨークより50年は遅れている。などと耳にしたことがあります。
正直、「そんなに時代遅れなのかな?」と思ったものでした。洋楽はあまり聴かなかったので、ピンと来なかったんですね。
今、仕事柄とういこともありますが、世界の色々な音楽を聴くようになり、
J-POPには独特の良い点があると考えています。
それは、あくまで自分の感じ方なのですが、
欧米の音楽はどちらかと言うと「ノリ」とか「雰囲気」で歌うメロディラインが多いように感じますが、
J-POPは細かい動きを計算し、和音の進行と組み合わせて心地よい響きを出す、
そんな作り方をしている曲が多いように思います。
音符の位置が正確で、「ちゃんとここでこういう風に歌う」としっかり決められている。
もちろん、ライブ等でアドリブ的に歌うこともあるでしょうが、基本的な構成というのは依然としてあるでしょう。
僕の尊敬する作曲家の方々、例えば
筒美京平さん、来生たかおさんや、
シンガーで言うと松任谷由実さん、桑田佳祐さん、広瀬香美さん、奥居香さん・・・
多くの方がそういう曲づくりをしているように感じますし、実際そういう曲が聞いていて心地よい。
自分も、同じくそういう楽曲を作りたいと思います。
全世界のすべての音楽を聴いたわけではありませんし、日本ならではとも思いませんが、J-POPのそういう良さって素晴らしいと思いますし、決して世界の音楽にひけを取るものでもないと個人的には思っています。
そんなことを考えつつ、今日も新曲を書いているのでした。
もしよろしければ、ホームページにも是非遊びに来てください!よろしくお願いします。
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